キャスト製フィギュア(ガレージキット)
(1)キャスト製キットとは
キャスト製キットは,プラスチック素材ではないので,プラモ用の接着剤は使えません。原型を,シリコンゴムで型どりして,無発泡ウレタン(プラキャスト)を流し込んで複製を作るという方法で生産されています。
プラキャストとプラスチックは,別物なのです。
その上,ガレージキットには,一部のパーツを自分で作る(自作)しなければならないものがあります。
ですから,自作パーツが作れないと,完成させることができない場合があります。
ガレージキットは,価格も高いですから,よく考えて購入してください。個人的には,最初は12分の1のフィギュアあたりが,妥当かと思います。
(2)組み立てます
最初にすることは,キットを中性洗剤でよく洗って,よく乾かします。
ガレージキットには,プラモデルよりも強力な離型剤が使われている場合があるので,キットをキズ付けないように,丁寧によく洗います。
キットが乾いたら,パーツを瞬間接着剤か,エポキシ系接着剤で接着します。(プラモ用も接着剤は使えません。)
場合によっては,ピアノ線を入れたりして,頑丈に接着します。
組み立てが済んだら,キット全身に,ときパテ(プラパテを油性アクリル塗料の薄め液で溶いたもの)を塗ります。キャスト製のガレージキットの場合,表面に細かい気泡ができていることがあるので,ときパテを塗って埋めてやります。大きな気泡があった場合には,ポリパテやエポキシパテで埋めます。
乾いたら,水ペーパーで磨きます。
このサイトでは,12分の1クラスまでのフィギュアの製作を想定しています。
これより大きなフィギュアを製作する場合には,パーツの接合面を強化する必要があります。
パーツの接合面に,ピンバイスで穴を開け,しんちゅう線か,ピアノ線を通してエポキシ系接着剤で固めるという方法です。
最初のうちは,あまり大きなフィギュアを避けるのが賢明です。価格も高いですから。
(3)塗装しましょう
キットが組み上がったら塗装ですが,キャストキットの場合,塗料の食いつきが悪いです。プラスチックに,濃い水性の絵具(水彩画用です)で塗ったように,乾いたら剥がれます。
これは,メタル製のキットも同じなのですが,プライマーや,サーフェイサー(グンゼ産業)という下地剤を塗ってやります。スプレーしてやるといいのですが,筆塗りでもかまいません。
下地剤が乾いたら,本格的な塗装に入ります。
ツヤありにしたり,半ツヤにするなど,調節してください。塗料に混ぜるフラットベース(ツヤ消し剤)の量で調節できます。
塗装では,塗料と塗料に相性があるので注意してください。 プラモ用塗料で,お店でよく売られているのは,油性アクリル塗料,水性アクリル塗料,エナメル塗料です。 異なる種類の塗料を混ぜることはできません。
さらに,水性アクリル塗料と油性アクリル塗料を重ねて塗っては,絶対にいけません。油性アクリル塗料の成分が,水性アクリル塗料を溶かしてしまいます。
経験上,油性アクリル塗料の上にエナメル塗料はOKでした。
とにかく,ゆっくりとていねいに,塗ってあげましょう。
影になる部分は,少し濃い色で,光が当たる部分は,薄い色で,服は布らしく,つや消しで・・・・
顔は,フィギュアの命です。面相筆で,ていねいに描いてあげましょう。
完成したら,部屋に飾ってあげましょう。
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管理人 ハーナン
